4.10.2010

カラスの対話2


「やっと春らしくなってきたカ〜?」



「そうね。」


「春になるとまた、ちょっとヤバい人間が増えるな。」


「そうカ?最近はあんまり春とか関係ないんじゃない?
最近の人間達のカラダ、
昔に比べてすっかり変わっちゃったからな。」


「どんな風に?」


「いやだって、ほんの十数年前までは、みんながケータイ・パソコン持ってるなんて、考えられなかったし。」


「それって、カラダが変わったってこととは関係無くない?」


「いやいや。カラダって言っても、別に身長とか体型じゃなくて。


「それはわかってる。」


「例えば時間の感覚とかさ。
今の人間の時間感覚、昔よりかなり速くなってると思うよ。」



「それはあるかも。今の1年なんか、
体感的には昔の1ヶ月くらいじゃない、どうなの?」


「そうねえ、あいつら無料モバゲーやり過ぎで、体験が薄くなっちゃったんじゃない(笑)。
あ、でも普段生きてる時は、一概には言えないカ。
楽しい時間や集中してる時間は速く過ぎて、嫌なことは長く感じてるみたいだし。」



「よく観察してるね〜。」


「いやいや。今の人間って、
カラダってボディのことだけだと思ってるじゃない。
でも、感覚とか周りの空気とか含めてカラダでしょ、本来は。」


「それは当たり前。」


「でも、その当たり前が崩れちゃってる社会だから、春とか関係なく
ヤバい人間多いし、ところ構わず犯罪とか起きちゃう。」



「ま、俺達カラスには関係ないカ。」


「そうねえ、カラス目線で言わせてもらえば、
人間達のカ題は、こんな時間が液体化しちゃってるような時代に、
いかに一瞬をカラダで体験できるかってところですカ。」


「お〜、カッコいい〜」


「まぁまぁ(笑) 要するになんでもいいんじゃない、ライヴやってるミュージシャンでも、舞台やってる役者でもダンサーでも、」


「オイリュトミーやってる人間は?」


「まだ観たこと無いんだよね、それ。」




「お前、とりあえず1回観といた方がいいよ。」




「あ、そう‥? じゃあ、ちょっと中野まで観に飛んでみるカ〜。」





0 件のコメント:

コメントを投稿