12.17.2010

カラスの対話4

「もう今年も終わりだね。時間が速すぎて、最近はもうついていけないよ。」


「速いってゆうか、なんだろ、昼とか夜のリズムが無くなってる感じ?明るいし、俺ら夜も飛べそうだもんね。」


「それはどうかと思うけど。」


「そういえば、ついに第二弾出ましたね〜コルヴス」


「うん、タイトルは『血と雪』…
何やるんだ、って感じだよね。」


「血はさ、人間の体のかなり大事な部分だし。昔、日本では、血判書なんかで命をかける証文をつくってた。そういう意味では、その個人的な身体のエッセンスみたいなもんだね、血は。」


「じゃあ雪は?」


「雪はなんだろ‥その流れで言うと、なんか自然的なものの結晶、なのかな。ひとつも同じやつは無いんでしょ、雪。すごいよね。」


「そうだね〜。雪って、人間の個人的なものを超えた、ある種の静けさみたいな感じがあるな。しんしんと降りしきる夜とか、雪の降った朝とかいいよね。」


「うん、ところで、日本って最近ほんとに状況悪いね。中国とロシアにはそのうち領土削られそうだし、北朝鮮や韓国もヤバそうだし、アメリカにも円高攻撃でいいようにやられてる。国内政治も無茶苦茶だし。大丈夫かな、日本人。」


「ちょっとダメっぽいよね。」


「日本人が今、自分の国を感じられるのって、たぶんスポーツの時くらいじゃない?かわいそうに‥」


「まぁ、日本人がどうなっても日本のカラスは勝手にやってマス。」


「いやいや。最近野菜が高いじゃん。そのうち食料 難が来て、結果的に生ゴミが減ったら、うちら大変だよ?」


「そうカ〜、そういうこともあるカ〜‥でもそうなったら、また昔みたいに 自然に帰って、何か獲って食べればいいんじゃ‥」


「今さら無理でしょ〜。コンビニとかネットショップとか、マックも24時間だし、もうすごい便利な世の中になってるのに、今さら自然回帰も無いです。」


「すごいって言えばさ、こないだ街のテレビ観てたら、ゲーム業界の特番やってて。今の最新のやつってすごいのね。コントローラーいらなくて、体の動きで敵とか倒せるの。」


「へぇ〜、ヴァーチャルだね。」


「それだけじゃなくて、またすごいのが、脳波で動くラジコン!ロシアの科学者が研究費が無くて、研究を続けるために、最先端科学をエンターテイメント業界に提供したんだって。そのうちゲームに応用されるみたい。」


「もう、カラダ要らないね。」


「う〜ん、時代はそうなって来てるのカ‥」


「とりあえず、踊りとか芝居とか、カラダを使う芸術やってる人間は、これからがんばらないと。」


「そうだな、がんばれ〜!」

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